L3DSR は柔軟なネットワーク構成を取れる一方で、サーバ側に特別な設定を求めることが多く、運用上の負担になりがちです。本セッションでは、ユーザ VM への設定変更なしで利用できる透過 L3DSR の実現を目指して行った検証と実装の過程を紹介します。実現方式として DSCP、IPIP、GRE などを候補に挙げて比較しましたが、それぞれ透過性・実装容易性・運用性の面で課題がありました。そこで最終的に、Open vSwitch の flow rule と eBPF を組み合わせる構成により、求める要件を満たす実装に到達しました。
発表では、各方式をどの観点で評価し、どこで採用を見送ったのかを整理した上で、最終実装のアーキテクチャとパケット処理の要点を解説します。L3DSR の実装そのものに加えて、L3DSR を“透過に見せる”ために何が障壁になるのか、その障壁を OVS と eBPF でどう分担して越えたのか、実践的な知見を共有します。[講演資料]
神尾 皓 / Akira Kamio

株式会社サイバーエージェント Software Engineer, IaaS Product Owner
2013年にヤフー株式会社へ新卒入社、一貫して OpenStack ベースの大規模プライベートクラウド基盤の設計・開発・運用に従事。2020年に株式会社サイバーエージェント入社。引き続き OpenStack ベースの IaaS 基盤の設計・開発・運用を担当し、現在は IaaS のプロダクトオーナー務める。
動画が見れませんか?
視聴登録はこちらからお願いします。
既に登録済みにの方はこちらからログインできます。
